自律神経ニューロパチーで2級が認定されたケース
請求者:30代女性
傷病名:自律神経ニューロパチー
初診時:会社員(営業関係)
等 級:2級
1.概要
数年前から足の感覚が徐々になくなっていることを不思議に思い複数の病院を受診するが、「原因不明」と言われ続けた。大病院を受診したところ、「ニューロパチー」ではないかと言われ、精査の結果ようやく現症と判明する。
痛覚が失われたことにより、足をぶつけて怪我しても認識できず、患部が化膿して感染症になったこともあった。現在も病院を定期的に受診して経過観察中であるが、根本的な治療法がないために症状は改善していない。
2.仕事の様子
発症時は、営業関係の仕事をしていたが、症状が進んだことで運転や歩行が困難となり退職。現在は、知人が経営する会社の資料作成等の仕事をPCを使って行っている。
3.普段の生活の様子
足の痛覚・触覚などが殆ど失われており、足にかかる荷重が感じられず、体がどの方向に傾いているのか、足の裏が床に接地しているのかなど目視しなければ分からない状態である。そのため筋力に障害はないが、立ったり歩いたりすることも難しく、移動には車いす等を用いなければならず、衣服の着脱など日常生活には家族の介助・代行が必要である。
4.結果
障害厚生年金2級 約120万円