脂肪肉腫で2級が認定されたケース
請求者:40代女性
傷病名:脂肪肉腫
初診時:訪問介護職員(パートタイム、国民年金)
等 級:2級
1.概要
3年前、右足が腫れて痛みを生じたために近所の総合病院を受診。当初は炎症との診断で抗炎症薬の処方を受けるも症状が改善しないため、再度受診して精密検査を受けたところ、右足大腿部に脂肪肉腫が生じているとの診断を受ける。
初診時点で症状はかなり進行しており、肥大化した腫瘍が右足神経を圧迫して痛みを生じていた。また、ガン細胞が右足大腿骨や肺に転移していた。過去3年間の間に2回の手術と3回の入院を経験し、現在に至るまで抗がん剤による治療を継続。
2.仕事の様子
発症時には訪問介護の仕事に就いていたものの、2年ほど前に退職。現在に至るまで仕事はしていない。
3.普段の生活の様子
抗がん剤による副作用のため、日中はほとんど寝て過ごす。掃除や洗濯、2人の子供の面倒は同居する両親に頼っており、病院に行く際は父が運転する車で送り迎えしてもらう。夫も仕事の帰りに食材を買ってきてくれたり、休日は家の掃除をしてくれるなど、生活の様々な場面で援助を受けている。
4.結果
障害厚生年金2級 約80万円 + 子の加算(2名)約40万円