統合失調症で2級が認定されたケース
1 相談に来られた時の状況
現在30歳。高校生の頃に学校内でのトラブルや自分の将来に対する不安感等からメンタルに症状が出現し、学校の保健師の勧めで初診でメンタルクリニックにかかりました。
21歳の頃、集団暴行を受けたことがきっかけで症状が悪化しました。不安感、不眠、極度の疲労感が現れ、状態の良くない日は1日中横になっていることも多くありました。
さらには希死念慮が現れ始め、自傷行為や自殺未遂を繰り返すようになりました。3年前くらいからは、幻聴、幻覚症状も出現しました。
2 田中社労士による見解
ご本人に会ってヒアリングしたときの状態が極めて良くなかったことや過去の病状経緯から、申請可能と判断しました。
3 受任してから申請までにやったこと
ヒアリング
具体的な症状の経過や日常生活で苦労されていることを中心にヒアリングしました。
体調によって1回でのヒアリングが困難で数回に分けて聞き取りを行いました。
診断書の作成
医師に記載していただく際に注意していただきたい点をご本人にお話しし、医師に伝えていただきました。
申立書の作成
何度かお時間を作っていただき、症状の経過を逐一確認させていただきながら申立書を作成しました。
4 結果
初診日の特定が少し難しく、何度か書類が返礼されることがありましたが、約5か月の時間を要し、障害基礎年金2級に認定されました。ご本人も大変喜んでおられました。